







WXP-85XE-02D:10Gb/s 850nm/300m DDM対応 マルチモード SFP+ 光トランシーバ
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製品特長
- 最大 11.1Gbps のデータリンク
- MMF で最大 300m の伝送距離
- 消費電力 < 1W
- VCSEL レーザおよび PIN 受光器
- 金属筐体による低 EMI
- デジタル診断モニタ統合の 2 線式インターフェース
- ホットプラッガブルな SFP+ フットプリント
- SFF 8472 準拠の仕様
- LC コネクタを備えた SFP+ MSA 準拠
- 単一 3.3V 電源
- ケース動作温度範囲:0°C ~ 70°C
用途
10GBASE-SR/SW および 10G イーサネット
規格
- SFP+ SFF-8431 に準拠
- 802.3ae 10GBASE-SR に準拠
- RoHS 準拠
絶対最大定格
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 保存温度 | Ts | -40 | 85 | ºC | ||
| 相対湿度 | RH | 5 | 95 | % | ||
| 電源電圧 | VCC | -0.3 | 4 | V | ||
| 信号入力電圧 | Vcc-0.3 | Vcc+0.3 | V |
推奨動作条件
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ケース動作温度 | Tcase | 0 | 70 | ºC | エアフローなし | |
| 電源電圧 | VCC | 3.14 | 3.3 | 3.47 | V | |
| 電源電流 | ICC | 300 | mA | |||
| データレート | BR | 10.3125 | Gbps | |||
| 伝送距離 | TD | 300 | m | 結合ファイバ マルチモードファイバ 50/125um MMF |
光学特性
送信部
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 参照 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 光出力(平均) | POUT | -6 | -1 | dBm | 1 | |
| 光波長 | λ | 840 | 850 | 860 | nm | |
| 消光比 | ER | 3.0 | dB | |||
| RIN | RIN | -128 | dB/Hz | |||
| アイマスク:IEEE 802.3ae 準拠 | ||||||
受信部
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 参照 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 受信感度 | RSENS | -10 | dBm | 2 | ||
| 入力飽和電力(オーバロード) | Psat | 0.5 | dBm | |||
| 受信波長範囲 | λC | 770 | 850 | 860 | nm | |
| LOS デアサート | LOSD | -14 | dBm | |||
| LOS アサート | LOSA | -30 | dBm | |||
| LOS ヒステリシス | 0.5 | dB |
注記:
• FDA/CDRH および IEC-825-1 規格に基づくクラス 1 レーザ安全。
• PRBS 231−1 パターン、@10.325Gb/s、BER < 10−12 で測定。
電気的特性
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 電源電圧 | Vcc | 3.14 | 3.3 | 3.46 | V | |
| 電源電流 | Icc | 300 | mA |
送信部
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 差動入力インピーダンス | Rin | 100 | Ω | 1 | ||
| シングルエンド入力振幅 | Vin,pp | 180 | 700 | mV | ||
| 送信ディセーブル電圧 | VD | Vcc–1.3 | Vcc | V | ||
| 送信イネーブル電圧 | VEN | Vee | Vee+0.8 | V | 2 | |
| 送信ディセーブル・アサート時間 | 10 | us |
受信部
| パラメータ | 記号 | 最小 | 代表 | 最大 | 単位 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 差動データ出力振幅 | Vout,pp | 300 | 850 | mV | 3 | |
| データ出力立上り時間 | tr | 28 | ps | 4 | ||
| データ出力立下り時間 | tf | 28 | ps | 4 | ||
| LOS フォールト | VLOS fault | Vcc–1.3 | VccHOST | V | 5 | |
| LOS ノーマル | VLOS norm | Vee | Vee+0.8 | V | 5 | |
| 電源リジェクション | PSR | 100 | mVpp | 6 |
注記:
1) TX データ入力ピンに直接接続。その後 AC 結合。
2) または開放。
3) 100 Ω 差動終端。
4) いずれもフィルタなしの 20–80% 値。
5) LOS は LVTTL。論理 0 は正常動作、論理 1 は信号未検出。
6) 受信感度は、推奨電源フィルタ網を介して 20 Hz~1.5 MHz の正弦波変調を印加した場合の規定値に適合。
ピン説明
| ピン | 記号 | 名称/説明 | 注 |
|---|---|---|---|
| 1 | VEET | 送信部グランド(受信部グランドと共通) | 1 |
| 2 | TFAULT | 送信部フォールト。 | 2 |
| 3 | TDIS | 送信部ディセーブル。High または開放でレーザ出力停止。 | 3 |
| 4 | SDA | 2 線式シリアル・インターフェース データライン | 4 |
| 5 | SCL | 2 線式シリアル・インターフェース クロックライン | 4 |
| 6 | MOD_ABS | モジュール未挿入。モジュール内部で接地 | 4 |
| 7 | RS0 | レートセレクト 0 | 5 |
| 8 | LOS | ロス・オブ・シグナル表示。論理 0 は正常動作。 | 6 |
| 9 | RS1 | 接続不要 | 1 |
| 10 | VEER | 受信部グランド(送信部グランドと共通) | 1 |
| 11 | VEER | 受信部グランド(送信部グランドと共通) | 1 |
| 12 | RD- | 受信反転データ出力。AC 結合 | |
| 13 | RD+ | 受信非反転データ出力。AC 結合 | |
| 14 | VEER | 受信部グランド(送信部グランドと共通) | 1 |
| 15 | VCCR | 受信部電源 | |
| 16 | VCCT | 送信部電源 | |
| 17 | VEET | 送信部グランド(受信部グランドと共通) | 1 |
| 18 | TD+ | 送信非反転データ入力。AC 結合。 | |
| 19 | TD- | 送信反転データ入力。AC 結合。 | |
| 20 | VEET | 送信部グランド(受信部グランドと共通) | 1 |
注記:
• 回路グランドは筐体グランドから内部的にアイソレート。
• TFAULT はオープンコレクタ/ドレイン出力。使用する場合はホスト基板で 4.7kΩ~10kΩ でプルアップ。プルアップ電圧は 2.0V~Vcc+0.3V。High 出力は TX バイアス電流または TX 出力がアラーム閾値超過を示す。Low 出力は正常動作を示し、Low 時は <0.8V。
• TDIS > 2.0V または開放でレーザ停止、TDIS < 0.8V で有効。
• MOD_ABS はホスト基板で 4.7kΩ~10kΩ により 2.0V~3.6V へプルアップ。モジュール挿入時にラインを Low。
• SFF-8431 Rev 4.1 に従い内部プルダウン。
• LOS はオープンコレクタ出力。ホスト側で 4.7kΩ~10kΩ により 2.0V~3.6V へプルアップ。論理 0 は正常、論理 1 は信号喪失。
デジタル診断機能
WIWAV WXP-85XE-02D トランシーバは、SFP+ MSA で定義された 2 線式シリアル通信プロトコルをサポートします。
標準の SFP シリアル ID により、トランシーバの機能、標準インターフェース、製造者その他の識別情報へアクセスできます。
さらに、WIWAV の SFP+ トランシーバは拡張デジタル診断モニタインターフェースを提供し、トランシーバ温度、レーザバイアス電流、送信光パワー、受信光パワー、電源電圧などの動作パラメータにリアルタイムでアクセスできます。また、工場設定の正常範囲外となった際にユーザーへ通知する高度なアラーム/ウォーニングフラグも定義されています。
SFP+ MSA は 2 線式インターフェース経由でアクセス可能な EEPROM 内 256 バイトのメモリマップを、8 ビットアドレス 1010000X(A0h)として定義します。デジタル診断モニタインターフェースは 8 ビットアドレス 1010001X(A2h)を使用するため、元のシリアル ID メモリマップは変更されません。
動作および診断情報はトランシーバ内部の DDTC(Digital Diagnostics Transceiver Controller)によって監視・報告され、2 線式インターフェースでアクセスします。シリアルプロトコル有効時、シリアルクロック(SCL, Mod Def 1)はホストが生成します。立上りで書込み、立下りで読出しを行います。シリアルデータ(SDA, Mod Def 2)は双方向で、開始/終了のマーキングにも使用します。メモリは 8 ビット語の連続/個別アドレスで構成されます。
ホスト-トランシーバ インターフェース ブロック図

外形寸法
SFF-8432 rev5.0(改良型プラッガブル・フォームファクタ仕様)に準拠。
規制適合
| 項目 | 参照規格 | 性能 |
|---|---|---|
| 静電気放電(ESD) | IEC/EN 61000-4-2 | 規格に適合 |
| 電磁干渉(EMI) | FCC Part 15 Class B、EN 55022 Class B(CISPR 22A) | 規格に適合 |
| レーザアイセーフティ | FDA 21CFR 1040.10, 1040.11、IEC/EN 60825-1, 2 | クラス 1 レーザ製品 |
| ROHS | 2002/95/EC | 規格に適合 |
| EMC | EN61000-3 | 規格に適合 |

